企業信用調査へ入門してみよう
製薬会社側が申請を取り下げたとのことです。
当時は欧米で高齢者にはアマンタジンの副作用が多少あることがわかっていたので、そこを懸念してのことらしいのですが・・・。
ですから、わが国でアマンタジンは抗パーキンソン薬としては認められたものの、インフルエンザの薬として申請が出ていなかったので、厚生省としても認可のしょうがなかったということです。
M野:ザナミビルはいつですか。
Kザナミビルは1999年12月に認可されました。
ただ、まだ薬価が決まっていないため、販売はされていません。
それから、オセルタミビルという薬が2000年に治験が終わり、よい成績が出て、現在申請中です。
これらはノイラミーダーゼ阻害剤であり、外国では両剤とも認可され、使用されています。
アマンタジンはA型インフルエンザのみに効きますが、ザナミビル、オセルタミビルはA型だけでなくB型にも効きます。
M野:K先生は治験にもかかわられたのですね。
M野:予防効果もあるということを聞きます。
Kアマンタジンもザナミビルもオセルタミビルもすべて予防効果があります。
K両方の治験にかかわりました。
この2つは使い勝手が違います。
ザナミビルは吸入剤、オセルタミビルは経口剤です。
成績はほぼ同様です。
副作用はどちらもほとんどありません。
ザナミビルは気管支瑞息のある人に少し注意するぐらいで、オセルタミビルは少し吐気が出ますが、それも軽微なもので、ほとんどないと言っていいほどです。
加えて、このニ剤は耐性ウイルスを作りにくいという長所があります。
アマンタジンの場合には服用すると30%ぐらいに耐性ウイルスが出現するといわれていますが、今のところこの二剤には、ほとんど耐性ウイルスが出ていません。
オセルタミビルにわずか15%出ているくらいです。
2つとも、臨床医にとって非常に使いやすい薬です。
あえて問題をあげるとすると、アマンタジンもそうですが、ノイラミニターゼ阻害剤も症状発現後48時間以内に投与しないと効き目がないということでしょう。
M野:予防効果はワクチンと比べてどうなのですか。
Kここは強調しておかなければなりませんが、あくまでも予防の根本はワクチンです。
予防効果のある薬ができたからワクチンはもういらないというものではありません。
薬を予防的に投与するのは補完的なもので、特殊な事情がある場合だけです。
たとえば、ワクチンが間に合わない場合。
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